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2008年5月13日 (火)

吸い込まれゆく。

みなさまこんばんは。

今日、母の日用にラッピングしていた花たちを普段着に戻すべくリボンをほどいていたりなんかしていました際に、ある花と目があいました。その草姿が良くて、前回の花市場で仕入れた花です。

入荷したばかりのその花は、赤い花で、少しうつむきがちに咲いておりましたが、ふとその顔をのぞきこみましたら、なんともいえないときめきと申しましょうか、はなやぎを感じまして、ぐっと胸をつかまれたような心地がいたしました。そしてまき衛門はその花の咽喉の奥にぐいぐい吸い込まれてゆくようなあやうさにくらくらしたのでした。

そのペンステモンという名の花は、いつもこのブログでご紹介させていただいている魂の苗職人、M園芸さんがつくってくれたものなのですが、ああ、もうなんと言ったらいいのでしょう。素敵すぎます。

M園芸さんは、どんな品種の花を仕立てるか、という選択眼も素晴らしいのですけれども、その仕立てた花に独特の個性、というか人格というか、物語や詩情をまとわせることが出来る、本当に数少ない苗職人さんなのですけれども、最近はまた一段とその腕が洗練されてきていて、よくぞこんな素敵なものをつくってくださったと、胸があつくなります。

031

こちらがそのペンステモンでございます。

紅い花なのに暑苦しくなくて、むしろ涼感さえ漂います。多分葉の色がさわやかな黄緑だからだと思うのですが。

029 規格品のような画一的な美しさの花をつくる生産者さんはたくさんおられます。でも、M園芸さんはそういうところの美しさはすでに超えているなあって思います。

027

こんな花や

034 こんな花を見ていると、江戸時代のおきゃんな町娘を見ているような楽しさがわいてくるのですよね~。

みなさまに実物をお見せしたいです~。

046 こちらはジニア・プロフュ-ジョンのチェリー色の八重咲き。

047 このようにてんこもりの花とつぼみをつけている苗を仕立ててくれました。

060 こちらもM園芸さんの仕立ててくれたケイトウ。

059どの生産者さんのものより発色が良くて、 カラフル。それでいて派手ないやらしさがないのです。

M園芸さんの花は花市場でもトップクラスの高値がつきます。もちろんそのぶん売値も高くなるわけですけれども、その花自体に充分な説得力があるので、お客様も喜んで買ってくださいます。

この花たちはM園芸さんの心意気の結晶ですもんね。

017 最後におまけで。

これは母の日用につくった寄せ植えでございます。淡いシフォンピンクのカーネーションがメインです。

021M園芸さんのつくってくれた高性アゲラタムやハマカンザシ、千日紅などを脇役に 明るめの葉物植物とあわせました。

010 上から見るとこんな感じ。

022つくった次の日にお嫁にいきました。

ありがたいことでございます。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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受信: 2008年5月14日 (水) 14時01分

コメント

おはようございます。
まき衛門さんの寄せ植えのお写真、久しぶりには意見して、またまたうっとりです。やっぱり特別ですね。ご紹介のM園芸さんが「魂の苗職人さん」なら、まき衛門さんは「魂の植えもんやさん」ですね。頑張って下さいね。ふと、私は「魂の」何でもないなあと思ってとほほですので、ひたすら応援です。

投稿 ここ | 2008年5月13日 (火) 08時12分

ここさんこんばんはです~。
コメントありがとうございます。

M園芸さんは、花の苗をきっと作品として市場に出荷なさっておられるのにちがいない、といつも思います。それは美術館に展示されるわけでもなければ、後世に名を残すものでもありません。けれど、彼女たちもまた(あ、女性の親子さんですので)植物はアートだという思いでつくってくださっているのだろうと思います。でも、それは本当にほんとうに大変なお仕事の連続なのだろうと思われます。
わたくしの寄せ植えなどは、そんな方達の美意識にくらべますと、恥ずかしくなるほどゆるゆるな感じでございます。あとは植物がなんとかしてくれるだろうという他力本願のかたまりなのでした。魂、ではなく塊の植えもん屋まき衛門(汗)。こんなまき衛門をいつもあたたかく見守ってくださっているここさんに感謝でございます。

いつも思うのですが、ここさんはあやとりの名人のように見えます。この世のさまざまな事象を、糸のように手繰り寄せ、鼻歌などをうたっている間に、独特の柔らかな物語にして見せてしまうかのようです。

そのあやとりをあっという間に、いとも簡単にこしらえているように見せてしまえるここさんは、実は「魂のここさん」なのかもしれません。

上手くいえませんが、ここさんは何者でもなくないのでした。

投稿 まき衛門 | 2008年5月17日 (土) 00時46分

まきえもんさ~~ん、こんばんは~!
ここずっと、ペンステモンの赤い花を
見ながら「♪お~花がわらった、~~」と
歌ってみたり・・・。
「♪あかい花つんで~~、あのひとに
 あげよ~~」とか、パソコンの前で口ずさんでいるねたのです。変ですね~(笑)
ほんと可愛いお花ですね!

早々売れた、寄せ植えもステキでした!
写真に残してあってよかったですね。
色と形のバランスが絶妙です。
いい色合いですよね。

お仕事お忙しいようですね!お体にも気をつけて、もう少しですか~?
乗り切ってくださいね。おげんきで~~。
おやすみ~~!

投稿 ねたの | 2008年5月26日 (月) 00時23分

ね~た~の~さ~ん、こんばんはです~。
コメントありがとうございます。

ここ最近ばたばたとしていて、毎晩どっぷりと眠りについておりましたので(ねたのさん流に、「ねたの」状態、ということでござりましょうか)更新しそこなっていたのですけれども、このようにお気にかけてくださって、とても嬉しくて、心強くて、ありがたいことだなあと思っております。おかげさまで一息つくことができました。深々とおじぎ。

え~、ペンステモンはこののち二度ほど市場にお目見えしておりますが、花の色がたくさんあって、どれも愛らしくて、きりりとした枝に娘さんのようなかろやかな花がころころと咲いておりました。この写真で歌などうたってくださるねたのさんにも実物をお見せしたいです~。

寄せ植えのこと、ありがとうございます。本当にまだまだなのですけれども、寄せ植えはつくるたびに発見があります。今回はカーネーションという花の持つオーラにはっとしました。
母の日のイメージがつきすぎていて、花そのものとして、先入観なしに向き合ったことがなかったのですが、今回寄せ植えしながら「こんなに主役にふさわしい花って、あまりないなあ」としみじみ思いました。その存在感がすごいのです。だからどんなにたくさんの植物をあわせても、いちばんの「華」がある花だなあと。
この花を母の日の花にした、ということはまさにどんぴしゃなのじゃないかと。

母の日に優しい色のあじさいを贈られるねたのさんは、カーネーションでいうと何色なのかしらと考えてみたりいたしました。

投稿 まき衛門 | 2008年5月26日 (月) 23時15分

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