母の日は母が来る日。
みなさまこんばんは。
今日は母の日でございました。きっと世の中のお花屋さんはさぞかしお忙しかったことと思います。
え~、他人事みたいに言っておりますけれど、植えもん屋も大きなくくりで言えば花屋のはしくれなわけでして、それなりに母の日というのには力をいれるわけです。が、カーネーションの鉢植えをどっさり仕入れて販売する、ということはいたしません。ま、全く仕入れないわけでもないんですけどね、まあ、ほどほどにってことなんですな。
それといいますのも、植えもん屋は自他共に認めるちょっとディープな園芸店でございまして、いわゆるギフト用に見栄えのする植物よりも、ご自宅用に、庭いじりや、植物と過ごす時間が楽しくなっちゃう的な品揃えがメインの、よそゆきじゃない店なのでございます。
ゆえに、母の日、と申しましてもお母さんに贈るために来店されるお客様は半分くらいで、あとはですね~、お母様ご本人が植物を買いにこられます。
「誰も花なんてくれないから自分で買いに来たの。」とおっしゃるお母様。「子どもが好きなもの買っていいって言ってくれたから、花を買いにきたの。」とおっしゃる方も。また、ご年配のお母様用の花をお求めになられて、ついでに自分の分も、という方等々。いろいろです。
で、そんなお母様がお求めになるものって、カーネーションではないことが多いのでした。例えばバラだったり、アヤメだったり、桑の木だったり、ちょっと渋い和風の寄せ植えだったり。なので、母の日直前の花市場で、他の業者さんが目の色を変えてカーネーションを競り合っているときも、そのすきまをぬうような品揃えをするためにマイペースな競りを展開するのでありました。逆に、母の日用でない植物は品薄になっていたりするので、それはそれでちょっと大変だったりもするんですけどね~。
ということで、お母様ご自身が続々とご来店くださってばたばたと忙しい一日ではありました。
あとですね~、滅多に花なんて買いに来ない中高校生の男の子が、もじもじしながら花を選び、「恥ずかしいので持って帰る花が見えないような袋に入れてください」なんていう光景にであったり、というのもこの日ならではだったりします。そういうのって、なんだか、嬉しくなってしまうのでした。
そしていろんなご家族の、いろんな関係のありかたが垣間見えたりもしましてね。ああ、母の日って、大変だけど、面白いなあと、毎年思います。
それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。
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