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2008年7月28日 (月)

猛暑お見舞い申し上げます。

みなさまこんばんは。毎日暑いですね。昨日、この地方は日本で一番暑かったのだそうです。ですので思考能力が極端に低下しております。もう、いろんなことがどうでもよくなってくるのですな。(いえ、どうでもよくはないのですけれども。)

080712_11040001え~、この暑さで、うちの犬(クー、オス、柴の雑種)もかなりへこたれております。

多くの植物も夏ばて気味です。

080719_09030001 そんな中、ニガウリはなかなかに元気です。どんどんツルを伸ばして花を咲かせ、実になり始めております。

ニガウリは母の好物ですので毎年植えもん屋でも植えるのですけれども、花後すぐにできるこんな小さな実が、すでにニガウリの風貌であるということに毎年しみじみとさせられるのでした。

ナスやキュウリやトマトもちっちゃいときからそれなりの形をしているのですけれども、ニガウリはその独特のいぼいぼまで縮小されたような感じで、まるでドールハウスの世界の野菜のよう。

そしてそこからの成長ぶりも生命感にあふれ、見ているだけでも面白いのでした。

最近は緑のカーテンとしても注目されている夏野菜です。お部屋の窓を覆うように仕立てれば、夏の日差しをさえぎってくれるので、お部屋の温度を少しさげてくれますしね。

そして独特の草姿も面白いなって思うのでした。葉色もさわやかで良いですしね。

それでは本日はこれにて。みなさま、暑さが厳しいですのでくれぐれもご自愛くださいませ。ごきげんよう。

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2008年7月24日 (木)

ヒカリトカゲ。

080720_17440001_2 暑いのは苦手だけれど

夏の光と影は

懐かしさと

健やかさにあふれていて

いいな、と思う。

080720_17440002_3そして時折、影は、その本体を離れ、

独立した人格をもつもののように動き出す。

その暗さを、怖いと思う感覚は

素朴だけど

でも実は、とても大切なものなんじゃないかなって

思うのですけれども。

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2008年7月17日 (木)

「おこめ」。

みなさまこんばんは。

え~、最近ちょっとつぼにはまるテレビ番組を発見いたしました。それはNHKで放送されている番組でございます。

NHKといいますと、最近は「篤姫」が人気のようです。まき衛門も楽しみに観ています。あと、韓国ドラマ「ファン・ジニ」もその映像の美しさに魅かれて欠かさず観ております。「新日曜美術館」「ケータイ大喜利」も面白いです~。仕事柄「趣味の園芸」系も観ますな。「にほんごであそぼ」や「ピタゴラスイッチ」も、あなどれませんしね。

が、今回まき衛門の心をわしづかみにした番組というのは、そういったいわゆる人気の、華やか的番組ではございません。なんというか、地味です。とにかく地味です。でも、仕事の合い間の、ちょっとした休憩時間にふとつけてみたテレビの画面に映し出されていたその番組に出会った瞬間、まき衛門は、一本背負いをされたような驚きと得心を味わいましたのです。

その番組とは、小学生の教育番組として放送されている「おこめ」という番組でございます。ええ、タイトルそのまんまのお米にまつわることを、いろいろな角度から見つめるような構成となっておりまして、まき衛門が見たときには「田んぼのある風景」みたいなタイトルで、とんぼやおたまじゃくし等の田んぼをめぐる生き物の生態系について、とてものどかに描いていたのでした。

静かに、地味に、だけどとても大事なことを、ちょっとひねくれた感じのキャラクターも交えつつ描き出していく感じがとても良くて、うわ~、す、すてき~、とすっかり見入ってしまったのでした。

自称田んぼウォッチャーのまき衛門としては、この番組ホームページも気になってみてみたのですけれども、これがまたなかなか味わい深いのでした。なにしろトラクターをつかってのあぜぬりや代掻き、田植えがゲームになっていたりするのです。で、中でもこれいかすな~と唸りましたのは、「おこめ占い」なるものがありまして、その結果から、なんとお米の品種改良体験までできてしまうというもの。しかもいいお米がつくれると、その品種がゲーム内で登録されちゃうのでした。まき衛門も何度も試してみたところ、やっと一種類だけいい品種を生み出すことに成功し、交配の親として登録されたのでした。うふふふふ。

この「おこめ」という番組、小学生向けの番組とのことですので、平日の日中に放送されるらしく、いつでも観られるというわけではありませんけれども、なかなか棚田めぐりツアーにでかけられないなき衛門にとっては嬉しい存在なのでした。たくさんの田んぼ画像が登場しますしね。

田んぼって、人工物でありながら、実は自然の生態系をうまくつなげていくとても大切な役割を担っているのだなって思ったら、この番組は子ども達だけでなくぜひ大人のみなさまに観ていただきたいものであることよ、としみじみと思ったのですけどもね。

これ、DVDになってたらちょっと欲しいな~。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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2008年7月16日 (水)

Imagine.

みなさまこんばんは。

Yunnbo_011 今日、植えもん屋では、濃色カリガネソウが咲きました。

つやつやとした葉に、青い花が涼しげな、とてもいい感じの花でございます。

で、こんな可憐な花を見ておりますと、多くの方はどんな香りがするのかしらって、花に顔を近づけてみたりするわけです。

バラにはバラの、ユリにはユリの香りがあって、香りというのは花の魅力のひとつでもありますしね。じゃあ、このかわいい花はどうなんだろうっていうことになるわけですが、残念ながら、パソコンでは香りをお届けすることができません。

なので、只今よりまき衛門が感じたところの香りのイメージを、筆力の限りを尽くしてお届けする所存でございます。

ぜひ、その五感を総動員して、想像してみてくださいませ。

まずスーパーに行って、ニガウリ(沖縄ゴーヤーでも可)を買いましょう。それを縦半分に切って種を取りのぞき、更に3~4ミリの厚さに切りましょう。で、それを塩を加えたお湯でさっとゆがきましょう。

ざるにあげたニガウリを冷まして水気をきったらボウルに移し、ツナを加え、マヨネーズと少量のわさびを加えてよく混ぜましょう。それを人数分のお皿につぎわけたらはい、できあがり。器に鼻を近づけてみてくださいませ。それこそが、このカリガネソウの香りなのです。

ま、要するにちょっと個性的なにほひなわけですな。花だけでなく、株全体がニガウリとツナをまぜたような、そこにマヨネーズを加えたようなにほひなのですから。

このカリガネソウは運が良ければ自生するものに出会うこともあるでしょうし、秋くらいまで園芸店や山野草の取扱店でみかけることもあるかもしれません。もしこの花にでくわしましたら、ちょっと葉をこすってみると良いでしょう。想像していただいたようなにほひが鼻腔を刺激し、あなたを夏の味覚の世界へ誘ってくれることでせう。でも、いい花なんですよ~。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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2008年7月12日 (土)

白と黒。

みなさまこんばんは。本日は白と黒の植物をご紹介しようかなと。

080711_18560003_2 この春仕入れた新テッポウユリが咲きました。

もともとのテッポウユリとどこが違うのかといいますと、

080711_18560001_2 このように花が上を向いて咲くのです。

テッポウユリは横向きに咲くのですけども、これならアレンジにも使いやすいということでしょうか。

本家と同じ、とても甘い香りがします。

080711_19240002_2こちらは、花トウガラシ「ブラックパール」。

葉っぱも実も黒くて、かなりシックな感じですが、従来のものより小粒な実が上品で、まさに黒真珠という名前にぴったり。

080711_19240001_3 実は完熟すると、黒から赤にかわるようです。

普通こんな感じの色合いって、この地方ではあまり売れないのですけれども、これはかなり完成度が高い品種だからでしょうか、なかなかの人気です。

花壇や寄せ植えの「影」として使えそうです。

080711_18470001 最後に、白いネジバナです。

通常野に咲くものはピンクが多いのですが、たまにこんな白い花もあるのでした。

まき衛門は、ネジバナがとても好きで、百人一首の「みちのくのしのぶもじずり誰ゆえに…」の歌のもじずりが、このネジバナの別名だと知ったときにはかなり感動したのですけども。

らせん状に花が咲いていく様というのは、たとえば地球の自転だったり、命の根源のかたちだったりを思わせて、どこか神秘的だなって思うのでした。だから見ていても飽きないのかな~と。

ということで、今日はすこし元気になったまき衛門でございました。心にひびく植物を見ていると、「他人のつまらぬ言葉に惑わされるな」と言われているようです。ちょっと軌道修正できたかな~。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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2008年7月11日 (金)

暑。

みなさまこんばんは。

080709_12200001 毎日暑いですね。

いつもは元気なうちの犬(クー ♂ 柴の雑種)も日陰に避難して情けない顔をしています。

080702_10400002 そんな毎日に涼感を与えてくれるのは白い花。

夏の光が宿根フロックスの白花に独特の陰影を刻みこんで、目にまぶしい。

080709_16050002 五色トウガラシ「紫炎」は色の変化に富んでいて、見るたびに音符のような植物だなって思う。

080624_17090001 春に種をまいたドリコス・ルビームーンという豆が、たくさん実っているけれど、ずっと食べ方がわからずにいます。

鞘が少しかたいのと、あまりにも色がきれいなので収穫できずにいるのと、そんなこんなで、今は菜園のフォーカルポイントとして存在しています。

それはそれで良し。

Ueda_003この白い葉はプレクトランサス・シルバーシールド。シソ科。

シソ科はね~、茎を触ると、みんな四角くて、かくかくしてるんですよ~。サルビアも、コリウスも、バジルも、セージも、シソも、見た目は様々なのに、みんなかくかくしてるのでなんかおかしくてね。

って、いつも思ってるんだけど。

今日はなんか、ちょっとへこむことが続いて、植えもん屋である自分が情けなくなったのさ。

植物の側にいる自分の感覚はリアルだけれど、私はやっぱり人として生きることが下手だな~とか思ってしまいましてね。

こんなときは自称田んぼウォッチャーまき衛門といたしましては、気分転換に棚田めぐりにでも行きたいところであるが、来月まで休みはなさそうでありんす。我慢。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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2008年7月 9日 (水)

満ちてくる。

みなさまこんばんは。

昨日は七夕でしたね。で、星空を堪能しようと屋根の上でビールを飲んではみたものの、気がつくとやさぐれていたまき衛門でございました。

織姫と彦星が年に一度の逢瀬を果たすこのろまんちっくな日に、なにゆえやさぐれていたのかと申しますと、ま、いろいろですな。予想外に早い梅雨明けゆえ、連日の猛暑に体が悲鳴をあげはじめていることとか、地球温暖化に対して植えもん屋的にどうしたらいいんだろうとか、自分の要領の悪さとか、当地方の園芸界の展望が見えないこととか、いい植物がこの地方の市場に入ってこないこととか、自分のやってることが実はまちがいなんじゃないかとか、いろいろ。イモヅル式に考えてたら情けなくなりましてね。

なので、織姫と彦星を見上げつつ、

「これからまき衛門はどうしたらいいのか、ひとつ教えちゃくれませんか」ってお願いしてみたんですな。

で、まあ、まあ、いろんなことに苛立ちながらビールを飲みつつ更にやさぐれておりましたんですが、ふと耳を澄ましてみよう、というこころもちになりましてね。屋根に寝そべっておりますと、なにせ、いろんな音が聞こえてくるものですからね。

ってことで、いろんな音に耳を傾けてみたというところが、聞こえてくるんですな。まず車の走る音。自転車で通り過ぎる人達の会話。海に近い工場の機械の稼働している音。踏み切りの遮断機が下りているときの連続音。電車の通過する音。水が入った田んぼから、カエルの甲高い声。草むらかもいくつかの虫の声。

で、じっとそれらを聞き分けておりますと、そのなかに混じって、解読不明な音が存在することに気がつきました。

なんだかよくわからないけれど、それは決して耳に不快な音ではありません。そして、それは、明確な、「音」として把握できる類の音でもありませんでした。なのに、聞こえ来るいろんな音たちに混じってそれはまき衛門の感覚に届き、なおかつ、他の音の隙間を埋めるように、満ちてくる音なのでした。

得体が知れないけれど、でも、私はこの音をいつも耳にしている。そんな種類の音。

しばらく目を閉じてその音の出所を探っていると、「あっこれは…」と思い当たる感覚にいきあたりました。ああ、そうだ、そうだ。

いつもまき衛門の耳に届いている音。それは、山や野の植物達が発する言葉のようなものです。もちろん鮮明な発音や、明確な意思がある輪郭のはっきりしたものではなく、風に生じる木の葉擦れ的なものでもない、まるで植物達の呼吸のようなもの。そして、それは水のように、波のようにひたひたと耳の奥に満ちてくるのでした。いつも、耳にしているような気がするのに、意識することすらなかったのですけどもね。

その、初めて認識する、実はいつも聞いている音を耳に感じつつ、

「きっと、昔の人はこういう音って当たり前に身近なものだったんだろうな~」

って、思って、この国にアニミズムという考え方が生まれたのも当然だよな~なんて思ったのでした。

そして八百万の神様を存在させるこの国のおおらかさの中に、まき衛門の求めるヒントはあるのかもしれないな~なんて思ってみたりもしたのでした。

ということで、今夜も熱帯夜になるやもしれませぬゆえ、アイスノンを枕がわりに寝るとしませう。部屋にクーラーなんて文明の利器はないですのでね~。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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2008年7月 3日 (木)

最終兵器「くろわし」。

みなさまこんばんは。

最近何だかいろんなことに疲れていました。

080630_12240001 なので突然まき衛門は旅に出ました。

海にもぐりたくなったんですよね~。実はまき衛門はスキューバダイビングが趣味なのです。

で、とある島へ。

080630_17330002 海の底にはこんなきれいなサンゴが。

写真には撮れませんでしたが、カラフルな魚達がこのサンゴの隙間を出たり入ったり。

海の中の時間は、なんというかすべての生き物に平等に流れている感じがしました。

ほんの少しの時間でしたけれども、久々のゆとり時間を味わい、身も心もリフレッシュして帰ってきたのでした。

009が、そんなまき衛門の前に現れたのは、悪の秘密結社のボス(写真左)とその手下(写真右)でした。

まき衛門がとある島で趣味に興じている間に、どこからか植えもん屋一家の秘密をかぎつけてきたらしい。

080702_10400002_2 実はまき衛門たちが植えもん屋である、というのは世を忍ぶ仮の姿。

本当は育苗畑の地下にある工場で、政府の密命を受け、この国を守るための最終兵器「くろわし」を作っているのでした。

彼らはその兵器をわがものにするためにここまで来たのだ。

危うし、まき衛門。どうする、まき衛門。

080702_10350002 するとそこへママ衛門があらわれ

「あら~、おいしそうやね~。これはお昼に味噌田楽にして食べるとしよう。」とのこと。

ああ、なんという名案。そうだ、食べてしまえば彼らの手にはわたらない。

そこからママ衛門&まき衛門母子の壮絶な戦いが始まり、味噌田楽をつくってはひたすら食べ続けたのでした。

それを見ていた悪の秘密結社のボス達に、あなたたちもどう?とお皿を差し出すと、「どうやら我々の負けのようだ…しかし、次はそうはいかん」とつぶやいて、いずこへか去っていったのでした。

006 そして再び平和が戻った空は、赤く夕焼けていたのでした。

つづく。

Ueda_002 え~、そんなわけで、本日のお話はナスを味噌田楽にして食べたこと以外は全てフィクションでございます。

ずっと仕事してたし~。スキューバダイビングなんてやったこともないですし~。おほほほほ。

ちなみに、一枚目の写真は先日県南に仕入れにいったときの風景。

二枚目は、植木の卸し屋さんにおいてあったサンゴ似のコニファー。(品種名を忘れちゃいました。)

三枚目はポンキッキ好きのいとこが送ってきた写メール。

四枚目、五枚目はうちの畑で、植木鉢で育てている米ナス「くろわし」という品種の写真。

六枚目はいつかの夕焼け。

七枚目は今咲いているアカバナマツムシソウ、ですな。

真面目に読み始めてくださった方、本当にすみません。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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