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2010年3月24日 (水)

朋有り遠方より来る。

みなさまこんばんは。ずいぶんとご無沙汰いたしました。

ご心配くださっていた皆様、すみません。まき衛門は元気で植えもん屋家業をこなしておりました。が、パソコンに向う気力体力を消耗しておりまして、とりあえずブログも今はほったらかしておこう!と思っちゃっておりました。

それと申しますのも、先月弟がかなり電撃的に結婚しまして、そのことにまつわるもろもろでてんやわんやだったり、卸屋さんに注文していた資材が大幅に入荷遅れになり、いろんな仕事がずれこんでしまってばたばたしたり、寄せ植え展示会春の巻をやることになったり、でも思うように植物が集まらなかったり、他もろもろということで、なんだかいろんなことが重なってパンク状態となりまして、もう、できる範囲でやりくりしよう的な毎日でございました。

忙しいという字は、心を亡くすという漢字の組み合わせで成り立っておりますけれども、そんなあわただしい日々の中で、何かの気配を感じる心の耳が、あまり機能しなくなっていて、さらにようやく聞き取れたものを、きちんと掬い取れなくなってしまっていたのでございました。

植物を売りながら、同時に植物が発する何かをお客様に伝えたい、という思いでこの昭和的超零細企業植えもん屋を細々と維持しているわけでありますけれども、なんか、いろんなことが少しずつ雑になっているなあ、というおぼろげな不安感も覚え始めておりました。

え~、そんな、やや煮詰まりんぐで覚束ないまき衛門を、先日、心強いふたりの友人が、遠路はるばる訪ねて来てくださいました。

ひとりは、遠くの目的地へ向う人々の期待感を乗せて、白い陽光の中を迷うことなく駆け抜けてゆく特急電車のようなエネルギッシュな人で。

もうひとりは、日々の暮らしの手触りを大事にしながら行き来する人たちを乗せ、沿線に菜の花がほんのりと続くローカル線の、各駅に停まる列車のような人で。

どちらも当地方ではあまり出会うことのない不思議な魅力にあふれている方たちです。

そんなふたりが植えもん屋に遊びに来てくださって、共に臼杵という城下町を散策して、日付が変わるまで飲みながら語りあって。縁あって生まれたその時間と、空間の、なんと刺激的で、新鮮で、面白くて、心地よかったことでしょう。申し訳ないことに、おもてなしをするはずのまき衛門自身が一番楽しんでしまったかもしれません。

駆け抜けてゆくまぶしさと、静かに寄り添うゆたかさ、という感覚につつまれて、まき衛門は、久しぶりに何かの声を聞いたような気がしました。少しずつ少しずつ、また以前の感覚を集めていこうという気持ちになり始めたところです。

朋有り遠方より来る、また楽しからずや。で、ございます。ありがとうございました。深々とおじぎ。

それでは本日はこれにて。みなさまごきげんよう。

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